最終更新日:2019年03月22日
ネコ

ネコを飼うとある習慣があることに気づきます。それは雨の日に本当によく寝ることです。ネコは普段から睡眠時間の長い動物で、1日の中で半日以上寝るネコも珍しくありません。少し戯れて遊んであげたりすると、いつものお気に入りの場所に移動して、あっという間にスヤスヤ気持ち良さそうに寝てしまいます。ただでさえ良く寝るネコですが、雨の日はなおさらよく寝ていると感じます。その理由は何故なのかご存知ですか?ネコはその可愛らしい外観からはちょっと想像しづらいかもしれませんが肉食であり、れっきとした狩猟動物です。自分達が生存していくために、獲物となる小動物を狩って肉を食べるのです。しかし、もし目の前の獲物を逃し続けるようなことになってしまったら当然飢えてしまいます。それは生死に関わる大きな問題です。狩りを成功させるためには、当然体力がないといけません。無駄に動かずジッと構え、来たるその一瞬に力が出せるようにしっかりと眠りにつくのです。人間でも睡眠時間がとれなかった翌日は眠くて頭が働かない、身体が動かない等あります。そういった感覚はおそらくネコも同じなんでしょう。野生の本能を感じますね。そしてネコは水が大の苦手です。雨の日に寝るのはそのせいもあります。原因は、ネコの祖先が砂漠地帯に生息していたリビアヤマネコで雨が苦手だったといわれています。住んでいた砂漠は昼は暑く夜は寒いといった寒暖差が激しい地帯のため、暑くて水を身体に浴びて濡れた状態でそのまま夜を迎えてしまうと、一気に冷え込んで体温が奪われてしまいます。つまり命が危険にさらされてしまうわけです。祖先のそうした苦悩や恐怖心が、ネコが水を本能的に避ける理由の1つなのです。人間と同様、遺伝的な面がネコにもあることが分かります。また雨の日は低気圧になる影響で、身体への気圧が下がります。その結果、それまでにかかっていた圧力が緩んで血管が膨張するのです。こうした膨張は血流が悪くなる原因を引き起こすため、血行不良となり身体に不調を感じることがあります。雨の日はきっとネコも、身体が重くてなんだか気持ちがのらない、動くのが億劫で嫌、などときっと感じているのでしょう。雨の日にネコが寝るのは長い歴史からくる野生の本能ですので、無理矢理起こしたりしないであげてください。人間も外出するより家でジッとしたくなりますよね。そんな日は横で気持ち良さそうに寝ているネコの顔を見てあげてください。きっと今以上に愛情が沸くはずです。