最終更新日:2019年03月22日
ネコ

地域猫とは

皆さんは、地域猫という言葉を聞いたことはありませんか?
地域猫とは、特定の飼い主がいないものの、地域住民の認知と合意の上で共同管理されているネコのことを指しており、いわゆる「野良猫」のことです。とはいえ、野良猫は放置できない問題となっており、そのままにしておくと大変なことになってしまいます。

ネコはどんどん繁殖する

というのも、野良猫が避妊去勢する機会はないので、そのまま繁殖を続けていきますが、その繁殖力が著しいのです。年に2回ほど発情期があり、しかも、メス猫が一回で妊娠することのできる数は1匹ではありません。さらに、妊娠期間は58~67日とされているため、何度も妊娠出産するメス猫も後を絶たないのです。

様々な悪影響

そうなってくると、爆発的にネコが増えてしまうこととなり、さまざまな問題が生じてしまいます。地域環境が悪化してしまうことも挙げられますし、ゴミを漁りだすなど、公衆衛生にも影響があります。ほかにも、増えすぎた野良猫は保健所で殺処分されてしまう運命にあったり、糞尿などの被害で地域住民から苦情が寄せられることも少なくありません。さらに、野良猫への迫害や動物虐待を行う人間も出てきてしまい、百害あって一利なしなだけでなく、野良猫は根絶すべきといった風潮に拍車がかかってしまいます。

地域猫活動が重要

そこで、NPO法人などをはじめとした組織が、率先して野良猫を地域猫としていく活動をしています。
具体的には、TNR活動といって、Trap(捕獲)、Neuter(不妊去勢手術を行う)、Return(元の場所に戻す)を行い、その処置をしたネコについては、目印となるよう右耳にV字のカットをするようにしています。避妊去勢をしたネコはそのまま地域に居着いたとしても、それ以上繁殖をすることもなく、そのネコ一代で生命を全うすることになります。だからこそ、地域で愛される存在として受け入れられるようになるのです。そのために必要なことは、地域住民の協力やボランティアの方の活躍となってきます。TNR活動は、一人ではとても追いつきませんし、皆が協力して行わなければ遂行できません。また、そういった無償の活動を自発的に行なっている獣医師もおられますので、同様に、私たち一般人にも手伝えることはたくさんあります。その活動を理解してもらい、ネコも人間も住みやすく、より安心して暮らせる地域社会を実現していくことができると言えるわけです。地域猫活動に興味のある方は、ぜひ一度そういった組織や活動に携わってみることをおすすめいたします。