バリニーズ
品種名
balinese
バリニーズ
ボディタイプ
毛種
血統登録
原産国
発生種別 突然変異種
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バリニーズの歴史は、1950年代のアメリカに始まります。シャム猫の繁殖プログラムの中で、長毛の個体が偶然生まれたことがすべての起源です。当初、この長毛の子猫たちは「長毛シャム(Longhaired Siamese)」と呼ばれ、短毛のシャム猫とは別品種として扱われることはありませんでした。

バリニーズの起源と名前の由来

バリニーズの起源は、シャム猫が潜在的に持つ長毛遺伝子にあります。シャム猫は本来短毛種ですが、繁殖の過程で両親から劣性の長毛遺伝子を受け継いだ個体がまれに中〜長毛の被毛をまとって生まれることがあります。こうした「偶然の産物」を意図的に繁殖させたことで、後に独立した品種が確立されていきました。

「バリニーズ」という名前の由来は、その動きの優雅さにあります。しなやかで流れるような身のこなしが、インドネシアのバリ島に伝わる伝統舞踏のダンサーを連想させるとして、アメリカのブリーダー、ヘレン・スミスが命名したとされています。バリ島の猫という意味ではなく、エレガントさと優雅さを表現した詩的な名前です。品種の原産地はあくまでアメリカであり、バリ島との直接の関係はありません。

品種として確立されるまでの歴史

1950〜1960年代にかけて、アメリカのブリーダーたちは長毛のシャム系個体を意図的に繁殖させ、独立した品種として確立する取り組みを進めました。この過程で中心的な役割を担ったのが、ヘレン・スミスとシルビア・ホランドという2人のブリーダーとされています。彼女たちは選択繁殖を繰り返し、シャム猫の体型・ポイントカラーを保ちながら中長毛を安定して受け継ぐ系統を作り上げました。

1960年代には、アメリカの主要な猫登録団体であるCFA(Cat Fanciers’ Association)に品種として公式登録されました。その後、TICA(The International Cat Association)やFIFe(国際猫連盟)などの団体でも認定を受け、国際的な品種として広く知られるようになっています。

なお、バリニーズにはシールポイントとブルーポイント以外の毛色——チョコレートポイントやライラックポイントなど——を持つ系統を「ジャバニーズ」と呼んで区別する団体もあります。CFAでは長らく両者を別品種として扱っていましたが、現在は統一されています。希少ながらも根強い支持を受けており、シャム猫の知性と活発さに中長毛の優雅さが加わった品種として、世界中の猫愛好家から高く評価されています。

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