ネベロング
品種名
nebelung
ネベロング
ボディタイプ
毛種
血統登録
原産国
発生種別 交配種
← ネベロングのまとめページ

ネベロング(Nebelung)は、20世紀後半にアメリカで誕生した比較的歴史の新しい猫種です。シルバーブルーの長毛と翡翠色の瞳が印象的な外見は、霧の中に佇む妖精のようだと形容されることもあります。その神秘的なたたずまいは、品種名の由来にもなっています。

ネベロングの起源と名前の由来

ネベロングの起源は1980年代のアメリカにさかのぼります。ブリーダーのCora Cobb氏が、ロシアンブルーとおぼしき長毛個体から生まれた子猫に注目したことが品種確立のきっかけとされています。偶然の産物として誕生したシルバーブルーの長毛猫を、Cobb氏は意図的に交配プログラムへと組み込み、一定の特徴をもつ個体群を作り上げていきました。

品種名の「Nebelung」はドイツ語に由来します。「Nebel(霧・靄)」と「Lung(生き物・者)」を組み合わせた造語で、「霧の生き物」という意味をもちます。青みがかったシルバーグレーの被毛が光の加減によって幻想的に輝く様子が、霧のたなびく情景を連想させることから、この詩的な名前が選ばれたとされています。

ネベロングはロシアンブルーと外見が非常によく似ていますが、最大の違いは被毛の長さです。ロシアンブルーが短毛であるのに対し、ネベロングはセミロングの豊かな毛並みをもちます。両者は共通の祖先をもつとされており、ロシアンブルーの長毛遺伝子が偶発的に発現したものがネベロングのルーツと考えられています。

品種として確立されるまでの歴史

Cobb氏は1980年代を通じてネベロングの繁殖プログラムを進め、品種としての認定を求めて活動しました。その成果として、1987年にTICA(国際猫協会)が暫定品種として認定し、キャットショーへの出陳が可能になりました。これが実質的な品種誕生の節目とされています。

TICAへの認定申請にあたって、Cobb氏はロシアンブルーの品種標準を参考にしながら、ネベロング独自の基準を整備しました。特に被毛の質・長さ・毛色(ブルー一色)と、エメラルドグリーンの瞳が重要な評価ポイントとして定められています。繁殖においてもロシアンブルーとの交配が一定程度認められており、遺伝的な多様性を保ちながら品種が維持されてきました。

その後、TICAではチャンピオンシップステータスへと昇格し、欧米のキャットショーの舞台でも高く評価されるようになりました。CFA(アメリカの猫愛好家協会)への登録は限られているとされていますが、美しい外見からショーコミュニティでは根強い人気があります。日本へのネベロングの流通は現在も少なく、国内では希少猫種のひとつとして扱われています。

愛猫の体質・体格に合ったキャットフードを選んでいますか?安全性・食いつき・栄養・コスパで厳選したランキングをチェックしてみましょう。

おすすめキャットフード ランキングを見る →

ネベロングについてもっと見る