ターキッシュアンゴラ
品種名
turkish angora
ターキッシュアンゴラ
ボディタイプ
毛種
血統登録
原産国
発生種別 自然発生種
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ターキッシュアンゴラの起源と名前の由来

ターキッシュアンゴラは、トルコのアンカラ(かつてはアンゴラと呼ばれていた都市)を中心に自然発生的に生まれた長毛種の猫です。品種名の「アンゴラ」はアンカラの旧名に由来しており、「ターキッシュ(Turkish)」はトルコを意味します。

この猫がいつ頃から存在していたかを正確に記録することは難しいですが、16〜17世紀頃にはすでにヨーロッパに渡っていたとされています。フランスの博物学者ピエール・ボロンが1550年代にアンカラで白く長毛の猫を目撃したという記録が、現存する最古の文献のひとつとして知られています。当時のヨーロッパでは長毛種の猫はきわめて珍しく、フランスやイタリアの貴族・王族の間で珍重されました。

品種として確立されるまでの歴史

20世紀に入ると、ターキッシュアンゴラはペルシャ猫の育種プログラムに積極的に使用されるようになりました。ブリーダーたちはアンゴラの長い被毛をペルシャに取り込もうとしたため、純血統を持つ個体が急速に減少しました。20世紀中頃には純粋なターキッシュアンゴラはほぼ絶滅の危機に瀕していたとされています。

この状況を受け、トルコ政府はアンカラ動物園(アタチュルク森林農場)において、純粋な白毛のターキッシュアンゴラを保護・繁殖させる国家プログラムを開始しました。特に白毛でオッドアイ(左右異なる目の色)の個体を「国の宝」として保護したことで知られています。

1962年、アメリカ陸軍大佐のウォルター・グラントと妻リーゼルがアンカラ動物園を訪れ、数頭をアメリカへ持ち帰りました。これがアメリカでの品種復活の出発点となっています。Cat Fanciers’ Association(CFA)は1968年に登録を開始し、1972年に白毛個体を正式にチャンピオンシップ競技へ認可、1978年にはすべての毛色が公認されました。TICA(The International Cat Association)でも公認品種として登録されています。

日本での普及と現在

日本にターキッシュアンゴラが紹介されたのは1990年代以降とされています。当初は飼育頭数が少なく希少品種でしたが、2000年代以降に国内のブリーダーが徐々に増え、現在は専門のブリーダーから入手できるようになっています。純白でオッドアイの個体が特に人気を集める傾向があり、飼い主への強い愛着と知的な遊び好きという性格も評価されています。国内での飼育頭数はペルシャやメインクーンほど多くはありませんが、歴史ある品種としての価値から根強いファンを持つ猫種として定着しています。

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