コラット
品種名
korat
コラット
ボディタイプ
毛種
血統登録
原産国
発生種別 自然発生種
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コラットは、タイ北部のコラット高原を原産地とする世界最古の猫種のひとつです。シルバーブルーの美しい被毛とハート形の顔立ちが特徴で、古くからタイでは幸運をもたらす猫として大切にされてきました。その歴史は数百年以上にわたり、タイの文化や王族との深いつながりを持っています。

コラットの起源と名前の由来

コラットはタイ北部に位置するコラット高原、現在のナコーンラーチャシーマー県周辺を原産地とする自然発生の猫種です。人為的な交配によって生み出されたのではなく、その地域に古くから自然に生息していた猫がルーツとされています。

「コラット」という名前は、原産地であるコラット高原(コーラート地方)に由来しています。タイ語では「Si-Sawat(シーサワット)」とも呼ばれており、「幸運の色」や「オリーブの実のような色」を意味するとされています。このシルバーブルーの被毛の色がタイでは幸福や繁栄の象徴とされており、コラットは古くから縁起の良い猫として親しまれてきました。

14〜15世紀に書かれたタイの古書「猫の詩(タムラ・マエウ)」には、すでにシルバーブルーの猫についての記述が見られます。これはコラットが少なくとも数百年以上の歴史を持つ品種であることを示す重要な記録です。タイでは王族や貴族の間でコラットが贈り物として扱われてきた習慣があり、特別な存在として位置づけられていました。

品種として確立されるまでの歴史

コラットが西洋世界に本格的に紹介されたのは20世紀に入ってからのことです。1959年、タイからアメリカへ2頭のコラットが渡ったことが、欧米での品種普及の始まりとなりました。この渡来にはタイ政府の管理が関わっていたとされており、コラットがタイにとっていかに特別な猫種であったかがうかがえます。

アメリカに渡ったコラットはその後、繁殖家たちの手によって着実に頭数が増やされていきました。純粋なコラットの血統を守るため、他品種との交配は行われず、タイ原産の個体をベースとした繁殖が続けられました。その結果、1967年にアメリカの愛猫協会(CFA)への公式登録が認められ、コラットは正式に独立した品種として確立されることになりました。

現在もコラットは比較的希少な品種として知られており、他の人気猫種と比べると流通量は多くありません。タイではコラットをタイ国外に持ち出すことに慎重な姿勢が取られてきた歴史的経緯もあり、純血種のコラットは今日でも特別な存在感を持っています。その美しいシルバーブルーの被毛と、穏やかながらも愛情深い性格は、世界中のキャットファンから高く評価されています。

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