アメリカンショートヘア

アメリカンショートヘアの体型

アメリカンショートヘアの体型はバランスがよく胸部、腹部、腰部は三等分に見え、美しいフォルムをしており、中型に分類されます。

身体のラインが緩やかでゴツゴツとしていないので優しさと温かさを感じられます。

アメリカンショートヘアの体重は3～6kgが平均です。

全体としてバランスが良いので力強さがある印象を与えます。

体型はセミコビータイプに分類され、全体的にはコビーに近いですが手足や胴体、尻尾が長いのが特徴です。

アメリカンショートヘア以外にも、コラットやシャルトリューがこれに該当します。

中でもアメリカンショートヘアは大きな頭と胴体がシャープで縦長、頬に張りがありアゴがスマートで明るい印象を与えます。

アメリカンショートヘアの運動神経の良さは、頑丈な骨格と筋肉質なボディだからと言えるでしょう。

肩と下半身がもっとも発達しています。顔はクレオパトララインが特徴的です。

クレオパトララインとは目尻からまっすぐに伸びた濃いラインのことを指します。

いずれも同系のブリティッシュショートヘア種より体重が軽いのが特徴です。
ただし、太りやすい傾向があるため、フードや運動などの健康管理に注意を払う必要があります。

アメリカンショートヘアの歴史

アメリカンショートヘアはイギリスからアメリカに渡った開拓民たちが、納屋や穀物庫で食材を守るためにネコを改良したことで生まれました。アメリカの開拓使には現地の動物の獣害も少なくなく、大型動物だけではなくネズミや蛇などの小型の動物から財産を守らなければなりません。そんな時に活躍したのがネコなのです。

アメリカンショートヘアは開拓民が船で連れて来たネコが元になっており、毛足が短く筋肉質でがっちりしており、病気などにも強いワーキングキャットになります。野性的な一面があり運動神経が抜群なので、ケージから飛び出ることも多いので注意しなければなりません。狭い場所で飼育しているとストレスを感じやすいので、家の中で飼う場合には時々ストレス発散を兼ねて大いに遊んであげることが必要と言われております。

現在のアメリカと同じ400年の歴史を持っており、アメリカンショートヘアは全米だけではなく世界中で人気です。日本でも数多く生息しており、日本には1980年頃本格的に輸入され始めました。